Guide / Table Draw
対戦が偏らない卓組の作り方
麻雀大会の公平さを左右するのが「卓組」です。全員ができるだけ多くの相手と対戦できるよう、同卓の偏りをなくす考え方と、実務で役立つコツを解説します。
最終更新:2026年7月13日
卓組(たくみ)とは、各回戦でどの4人が同じ卓を囲むかを決める組み合わせのことです。 大会の公平性は、この卓組の質に大きく左右されます。理想は全員が全員と均等に対戦することですが、 人数と回戦数によっては完全な均等が数学的に不可能なこともあります。 それでも「できるだけ偏らせない」工夫はできます。
なぜ同卓の偏りが問題になるのか
麻雀は相手との相対的な点数の奪い合いです。もし特定の2人が毎回同じ卓になると、その2人の間だけで 点のやり取りが集中し、他の参加者との対戦機会が減ってしまいます。強い人同士がたまたま固まれば つぶし合いになり、逆に離れれば有利に進む――こうした運の要素を減らすために、同卓回数を均等に する必要があるのです。
同卓回数の目安を計算する
まず、自分の大会で1人が平均何回、同じ相手と当たるのかを把握しておきましょう。ざっくりした目安は 次の式で求められます。
1人が対戦する延べ人数 = 3 × 回戦数
自分以外の参加者 = 総人数 − 1
例:12人・4回戦 → 延べ12人と対戦 / 相手は11人
→ ほぼ全員と1回ずつ当たる計算
このように「延べ対戦人数」と「自分以外の人数」が近ければ、うまく組めば全員とまんべんなく 対戦できます。逆に回戦数が多く延べ人数が参加者数を大きく上回る場合は、同じ相手と複数回当たるのが 前提になるので、その回数を均等にすることが目標になります。
手作業で組むときの考え方
- 1回戦は名簿順など機械的に割り振ってよい。
- 2回戦以降は「前の回戦で同卓した人」とはできるだけ別卓にする。
- 各プレイヤーの「これまで誰と何回当たったか」を表で管理する。
- 回戦が進むほど選択肢が狭まるので、早い回戦ほど自由に、後半は表を見ながら慎重に組む。
人数が12人を超え、回戦数も5を超えると、この管理は手作業では急激に難しくなります。1か所直すと 別の場所で偏りが生まれる「モグラたたき」状態になりがちです。
NG設定:同卓させたくないペア
「家族同士」「初対面同士を避けたい」「実力が飛び抜けた人を分散させたい」など、特定のペアを できるだけ同卓させたくないケースがあります。こうしたNGペアを先に決めておき、卓組を作る際の制約として 扱います。ただしNGを増やしすぎると組める組み合わせが減り、かえって同卓の偏りが強まることもある ため、本当に必要なペアだけに絞るのがコツです。
参加者が4の倍数でないときの対応
麻雀は4人1卓が基本なので、参加者が4で割り切れないときは調整が必要です。代表的な方法は次のとおりです。
- 主催者が調整に回る:人数を4の倍数に合わせ、余った1人が記録・進行を担当。
- 三人麻雀の卓を混ぜる:3人卓を作る。ただし4人卓とスコアの重みが変わる点に注意。
- 抜け番(休憩)を回す:毎回戦1人ずつ順番に休む。全員が公平に抜けるよう回す。
抜け番を設ける場合は、同じ人が連続で抜けたり、抜け回数に差が出たりしないよう順番を管理しましょう。
固定席・ゲスト対応
大会によっては「特定のゲストは必ずこの卓」「開始席を固定したい」といった要望が出ることもあります。 こうした固定条件は卓組の自由度を下げるため、他の参加者の同卓バランスに影響します。固定する範囲は 必要最小限にとどめ、残りをできるだけ均等に組むのが基本方針です。
MajaBoard の自動卓組
MajaBoard の卓組機能は、参加者名と回戦数を入力するだけで、同卓回数が均等になるよう自動で組み合わせを生成します。NGペアの指定や、ゲストの固定卓・固定席・同卓メンバー指定にも対応。生成後は各プレイヤーの 名前をタップすれば「誰と何回同卓したか」を確認でき、偏りが出ていないかその場でチェックできます。 手作業では現実的でない大人数・多回戦の卓組も、数秒で作成できます。

